半年間のインドネシア、バンドン滞在から帰ってきた。主ミッションは別だったが、合間に訪れたアートスペースを地図にしてみたので、あんまりいないと思うけどバンドンに行く方はぜひご参考ください。というか行ってみてください。ジャカルタ、ジョグジャカルタも鋭意作成中。

まずはマップと概要。今後、それぞれのスペースなどについても少しずつ書いていきます。行ったところ中心なので、マップとしては偏ってるよ!たぶん。

◆バンドンって?

ジャワ島スンダ地方にあるインドネシア第三か四番目の都市で、首都のジャカルタからはバスや電車で3時間半ほど。高原都市で年間通して過ごしやすいため、統治時代のオランダ人が好んで住み、今も建築物が残っている。都心部からは外れるが、日本軍占領時代の洞窟なども現存。第二次大戦後、アジア・アフリカ会議(通称バンドン会議)を行ったことで有名な都市。

ジャカルタよりはぜんぜん都会ではなく、しかしジョグジャカルタの古都の感じよりも、どちらかといえば新しいもの好きな印象で、大きなモールやお洒落なカフェなど多い。

◆アート in バンドン(&インドネシア)

バンドンには、創立時は芸術学校(インドネシアで最古)であったバンドン工科大学をはじめとして大学が多く、美術=ビジュアルアーツ、パフォーミングアーツを学ぶ学生も多い。

友人のキュレーターによると、アーティストが多いインドネシアの都市は1位ジョグジャカルタ、2位バンドン、3位ジャカルタで、ジョグジャにはコミュニティベースの、バンドンにはスタジオベースのアーティストが多い。ジャカルタは発表の場であるが、やはり首都では資本の力が強く、暮らすのはなかなか難しい。

国際的に活躍をみせるアーティストは、インドネシア政府というよりも海外からのファンドをうまく使っており、日本の国際交流基金アジアセンター、オランダといった元統治国機関や、ゲーテ・インスティテュート(独)、アンスティチュ・フランセ(仏)などと協働している。(2020年度までという期間限定のアジアセンターの助成やプログラムで日本からも、日本へもたくさんの人が動いているので、その後はどうなるか・・・)

印象的だったのは、移動の自由さ。街中はバイクでどこへでも行けることに加え、国内移動は(時間をかければ)安いので、仲良くなったアーティストはジャカルタ、バンドン、ジョグジャカルタをけっこうな頻度で行き来していた。以上はすべてジャワ島だが、島外でプロジェクトを行うアーティストも多い。

それから、情報面では完全にインスタ文化。とくにアーティストランスペース、オルタナティブスペースは入れ替わりも早いので、今も活動しているのか?など見るにはインスタをチェックするのがいちばん。

◆Arts Map in Bandung

バンドンにはいわゆる公立の美術館や劇場は存在しない。(博物館はある。)

あるのは

1)すでに評価の確立された大御所アーティストたちによる私設美術館

2)ギャラリーカフェや、ショップのようなスペース

3)若手やコレクティブによるオルタナティブスペース

4)大学内の発表スペース

5)絵画を売る画廊

6)イベントスペースや、地域の演芸場

という感じ。あとはアーティストのスタジオなどはいっぱいあるはず。VS? collectiveメンバーとしては3)、6)地域の演芸場あたりが一番ワクワクなのだが、1)の内部に新進のアーティストが展示やパフォーマンスを行えるスペースが併設されていたのも見逃せない。

そもそも1)はバンドンに特徴的にみられるスペースで、現代美術が盛んといわれているゆえんであろう。

さて、ツルっと概況を説明しましたが、これからの投稿ではそれぞれのスペースについて、もうちょっとなまなま書いていきますよ。

ではまた。

(Z)